【恋せよまやかし天使ども】10話ネタバレと感想!すれ違う二人の考察も

【恋せよまやかし天使ども】10話(3巻)ネタバレ・感想

完璧な「高嶺の花」を演じる二人のすれ違いが切なすぎる『恋せよまやかし天使ども』第10話
一刻に振られたおとぎが、翌日から急に完璧な「表モード」で壁を作られて戸惑う姿に、胸を痛めた読者も多いのではないでしょうか。

この記事では、10話の結末までのネタバレとあらすじに加え、一刻が仮面を被り直した不器用な心理をオタク目線で徹底考察!これを読めば、二人の本当の胸の内や今後の展開がバッチリ分かります☆

前回のお話はこちらから

目次

【作品情報】『恋せよまやかし天使ども』10話のあらすじと登場人物おさらい

【作品情報】『恋せよまやかし天使ども』10話のあらすじと登場人物おさらい

卯月ココ先生によるデザートで連載中の大人気作『恋せよまやかし天使ども』。
学校では完璧な優等生を演じる美男美女の二人が、お互いの裏の顔を知ったことから始まるラブコメディです。

第10話は、一刻に告白したおとぎちゃんが、切なくも正式に振られてしまった直後大注目のエピソードとなっています。

10話(3巻収録)の基本情報とここまでの振り返り

本作は、完璧を装う主人公・おとぎと、ヒーロー・一刻が素の姿を見せ合ったことから始まるラブコメディです。表の姿も素の姿も少しダサい姿も全て含めて「好きだ」と感じたおとぎは一刻に告白をします。しかし一刻は「恋愛感情が分らない」という理由からおとぎの告白を断りました。

告白が実らなかった翌日から、この第10話がスタートします。
大好きな人に振られてしまった後、二人の関係がギクシャクしてしまうのか、それともこれまで通りでいられるのか、ハラハラしながらページをめくった読者も多いのではないでしょうか。ここからの二人の心の揺れ動きが、今回の最大の見どころです。

10話に登場する主要キャラクターと関係性

桂 おとぎ
(かつら おとぎ)
完璧な美少女を演じていますが、中身はちょっぴり毒舌で男勝り。振られても気丈に振る舞う、とても芯の強い女の子。一刻には素の姿を見せています。
一 刻
(にのまえ とき)
学校中を魅了する完璧な美男子。おとぎを振ったものの、彼女に対して人としての好感は持っています。おとぎには素の姿を見せています。
黒岡 しぐれ
くろおか しぐれ
おとぎと一刻のクラスメイトで、いつも元気いっぱいなムードメーカー。同じクラスの「力丸 哲」が好き。今回は二人の空気を揺るがす爆弾発言を投下します。
二神
(ふたがみ らい)
おとぎと一刻のクラスとは違うクラスに所属。学年一のモテ男でおとぎの異名である「心撃の天使」の名付け親です。

【ネタバレ】『恋せよまやかし天使ども』10話の結末までストーリー解説

【ネタバレ】『恋せよまやかし天使ども』10話の結末までストーリー解説

ここからは、第10話の切なすぎるストーリーをラストまで一気にお届けします。

振られてしまった翌日、おとぎはいつも通りを装って登校します。しかし、一刻の態度にはどこか違和感がありました。二人の間に静かに流れる空気感や、おとぎの張り詰めた心が、後半に向けて一気に溢れ出すドラマチックな展開から目が離せません。

振られた翌日の学校:一刻の「キラキラな表モード」に違和感?

おとぎは失恋のショックをにじませつつも、いつも通りの朝を迎えます。鏡に向かって自分を鼓舞し、気丈に笑顔を作って登校する姿が本当に強くて健気でした。

教室に入ると、すでに登校していた一刻の姿がありました。いつものように「おはようございます」と表モードで挨拶をすると、「おはようございます」と表モードで返してくれ、普段通りの関係に戻れたと安心するおとぎ。

しかし、ここから一刻の様子に変化がみられます。

いつも以上にキラキラした完璧な笑顔を振りまきながら、おとぎの委員の仕事を先回りして手伝ったり、過剰な気配りを見せてきます。

親切にしてくれているはずなのに、おとぎの心には不思議な違和感が生まれ始め「これはいつも通りなのか?」と疑問を持ち始めます。

放課後の教室:しぐれの登場で確信したおとぎの悪い予感

放課後になり、誰もいない教室で二人きりで委員の仕事をこなします。ふとした瞬間に目が合いますが、一刻は、すかさず完璧な「表モード」のニコニコ笑顔を浮かべました。

この表モードの笑顔を見て、おとぎは「違和感」ではなく、「既視感」だ。と思いながら、1話の最初の頃に自分に見せてきたあの笑顔を思い出します。

その時、ちょうどスマホを忘れたしぐれが勢いよく教室に飛び込んできます。大好きな力丸と一緒に帰れることになったしぐれは、テンションMAXで大はしゃぎです!

テンション爆上がりのしぐれはその勢いのまま、一刻にも「力丸のことが好きで〜」と一刻の肩をバシバシ叩きながら報告します。そして浮かれたしぐれは去り際に「やっぱ二人って並んで見ると本当お似合いだよね」爆弾を投下していきます。

おとぎは心の中で「とんでもないタイミングで爆弾置いていったー!」と思いながら、一刻に「とんでもなく、元気だったわね」と素の状態で言います。

それに対して一刻は、「ふふ」「そうですね」と表モードで返します。この一刻の態度を見て、おとぎは「最悪な予感」を確信します。

そこで、おとぎは思い切って一刻に「一緒に帰ろう」と誘いました。

帰り道の木陰:おとぎが初めて流した涙と一刻のネクタイを引っ張る本音

誰もいない帰り道でおとぎは「この最悪な予感が勘違いでありますように」と願いながら「いっこく」と呼びかけます。それに対してやはり表モードで「どうしたんですか。桂さん」と返す一刻。

その様子を見て、おとぎは一刻を人目のつかない木陰へと引っ張っていきます。なおも優等生スマイルで対応しようとする彼のネクタイを、おとぎは思わずグッと掴みました

「私の前で素を出さないようにしてる?」と、おとぎは張り詰めた声を震わせます。「違うって言って」と願いながら、今まで見せてくれていた飾らない彼の素顔の記憶が頭を駆け巡ります。しかし一刻は俯いたまま、何も言いませんでした。

こらえきれずに涙が溢れ出るおとぎ。

告白して良い返事が来ないと察した駅のホームでも、その後の電車の中でも、親友・紅に振られたことを報告した時も、カラオケでハッキリ「ごめん」と言われた瞬間も、カラオケ後に一刻の返事を受け止めている帰り道も、決して泣かなかったおとぎが、ここで初めて大粒の涙を流すんです。これは読んでいる方もかなり心臓が抉られました。

るう

ここはおとぎちゃんの切実な願いがとても伝わってくる描写でした。
そこからの涙だったので読んでいる方もかなりダメージを受けました。

この表情を見て、一刻もとても傷ついた表情を浮かべます。焦った一刻が思わず手を伸ばして涙を拭おうとしますが、「無駄に優しくしないで」と拒絶します。

その反応を見て一刻は「俺はそんな顔をさせたかったわけじゃない」「でもどうすればいいのか分からない」と、おとぎの笑顔を思い出しながら言うのです。

るう

おとぎだけでなく、ここは一刻の辛さもとても伝わってきました。
思い出すのが笑顔のおとぎというのが、また切なさを倍増させます。

お互いに嫌いになったわけではないからこそ、どう接するのが正解か分からず、二人の心はすれ違ってしまいます。しかも、そんな切なすぎる二人の現場を、少し離れた場所にいた雷にバッチリ目撃されてしまうという衝撃のラストが更にハラハラさせました。

【感想・考察】『恋せよまやかし天使ども』10話の一刻の本音と変化を深掘り

【感想・考察】『恋せよまやかし天使ども』10話の一刻の本音と変化を深掘り

今回のエピソードは、とにかく切なすぎて胸がぎゅっとなるシーンの連続でした。お互いに相手のことが嫌いになったわけではないけれど、告白をした側と振った側、それぞれの心理描写が丁寧に描かれていましたよね。
振った側である一刻の複雑な胸の内や、これまでずっと我慢していた振られた側のおとぎの涙の理由など、オタク目線で深く気になるポイントをじっくり考察していきます。

なぜ一刻は「表の顔」に戻った?罪悪感と不器用すぎる心理

一刻が急に完璧な優等生スマイルの「表の顔」に戻ってしまったのは、おとぎへの罪悪感彼なりの大いなる戸惑いがあったからだと推察しました。

これまでの人生では、恐らく彼は告白を断った相手と今後も接していく経験がなかったのではないか、と推察しました。そして一刻の心情としては、

  • おとぎを人として嫌いになったわけではなく、むしろ好感を持っている
  • しかし恋愛感情とは違うため、線引きをしなければいけないと考えている
  • 傷つけた相手を前にして「何が正解の態度なのか」が全く分かっていない

という3つが混ざり合っています。
だからこそ、一番無難誰も傷つけないはず「いつもの完璧な仮面」を被ってしまったのではないかな〜と。
おとぎを遠ざけたいわけではなく、どう接していいか分からない不器用な姿に、彼の人間らしさを感じてちょっぴり切なくなりました。

ここでオタクの深掘り考察!

一刻が表モードしか見せなくなってしまった理由を更に深掘りしてみました!

①自分を守るための最強の盾(防衛本能)

実は一刻にとって、あのキラキラした「表の顔」は、他人と深く関わって傷ついたり傷つけたりしないための心の防衛本能なのかなとも感じました。

過去の描写を見ても、彼は周りから「完璧な王子様」でいることを求められ、それに応えることで自分の居場所を守ってきましたし、周りの人にとても親切ではありますが、少し距離感もあったりしましたよね。

つまり、おとぎを振ってしまって「どう接していいか分からない大ピンチ」に陥ったからこそ、無意識に一番安全なシェルター(=完璧な表モード)に逃げ込んでしまったのでは?とも感じました。

そう考えると、冷たく突き放したというより、一刻自身がパニックになって余裕がなかった証拠なのかな〜と。彼の心の不器用さが透けて見えて、余計にこのすれ違いが切なく感じました。

②「素の自分」を見せるのが怖くなった

第1話で、お互いに「まやかしの仮面」を剥ぎ取って素の姿を見せ合ったところから二人の関係は始まりました。

あの時は「素を見せ合えること」が特別で楽しかったはずなのに、今回は逆におとぎの恋愛感情を断ってしまったことで、「傷つけてしまった以上、もう俺の素を見せる資格はない」と自分からシャッターを閉めちゃったのではないか、とも考えられました。

おとぎからすれば、「振られたこと」そのものより、「特別だった素の特等席から、その他大勢の一般席に落とされたこと」何より寂しかったんだと思います。

1話からの「表の顔と裏の顔」というテーマが、ここにきて一番切ない形で逆転して演出されているのが本当に見事です…!卯月ココ先生、天才すぎますよね!

おとぎの涙に胸が苦しい!「無駄に優しくすんのやめて」に共感しかない理由

朝起きてから学校に着くまで、ずっと気丈に笑顔を作っていたおとぎが、ここで初めて涙を流したシーンは本当に胸が苦しくなりました。

一刻のネクタイを引っ張りながら放った「無駄に優しくすんのやめて」「振ったからって気なんか遣うな!」という言葉には、読んでいて共感しかありませんでしたよね。

おとぎの、失恋そのものよりも、急に「見えない壁」を作られたことへのショックがとても大きくて、せっかく素顔を見せ合える特別な関係になれたのに、他人のように関係に戻された寂しさがとても伝わってきました。

そして振られた側からすると、中途半端に気を遣われるのが一番傷つく、というリアルな本音もきちんと描写されていましたよね。

一刻が思わず手を伸ばして涙を拭おうとしたときも、「いらない」と自分で涙を拭うおとぎが本当に強くてカッコいいです。変な優しさに甘えない芯の強さがあるからこそ、おとぎの涙がよりいっそう心に刺さりました。

【衝撃のラスト】二人の素のやり取りを目撃した雷の狙いとは?

重めの展開で切なさが最高潮に達したラスト、少し離れた場所からまさかの雷が二人を見ていました

二人の緊迫した会話や、いつもの完璧な二人とは違う「素の姿」を丸ごと目撃してしまった可能性が非常に高いですが、雷は二人の「まやかし(裏の顔)」にどこまで気づいているのかこの現場を目撃した雷が今後このことをどう利用してくるのかおとぎと一刻にどう絡んでくるのか、とても気になるところです!!

今回はどっちの気持ちも痛いほどよく分かる「誰も悪くない展開」だったからこそ、ラストの雷の不穏な登場には本当にハラハラさせられました。

これからの展開をかき乱す重要人物になることは間違いなさそうで、次回以降の動きから目が離せません。

まとめ:『恋せよまやかし天使ども』10話はおとぎと一刻が最大級に仲違い

まとめ:『恋せよまやかし天使ども』10話はおとぎと一刻が最大級に仲違い

第10話は、おとぎと一刻の心の距離が大きくすれ違い、最大級に仲違いしてしまう切ない回でした。

完璧な仮面を被り直した一刻と、それに傷つき涙を流したおとぎ。お互いを大切に想うからこそ衝突してしまった姿は、胸が締め付けられました。二人のすれ違いを丸ごと目撃した雷の動きも含めて、これからの展開も楽しみです。

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